格差経済

昨夜、発表された米雇用統計は市場予想を上回ったものの、外国為替市場の反応は冷淡だった。それどころか、米国経済の二番底突入を懸念して、世界同時株安の様相を呈してきている。アップルやフェイスブックが躍進している一方で、米国経済の本格的な回復の見通しは明るくない。つまり、先進国経済においては、情報産業を牽引する一部の勝ち組とその他大勢の負け組の格差がどんどん広がっているということだ。同様の現象は日本でも起きている。万人が成長の果実を分け合える幸せの方程式はもう見つからないのだろうか。