一般質問

 9月議会の一般質問の初日、午前中3番目に登壇して、一般質問を行った。

 今回は、テレビ中継が入ったため、質問を15分以内に終えなければならず、かなり、言いたいことを圧縮しての質問となった。初めて登壇した6月議会のときよりも随分、落ち着いて話すことができた。やはり、前回はあがっていたらしい。

 内容は、今年に入って、石川、富山両県と福井県の間に生じているとされる地域格差の原因と対策である。原因は2つある。1つは、構造不況業種である建設業が福井県で全国でもっとも多く、今年に入ってからの県内倒産企業数の4割を占めていること。もう1つは、石川、富山の主要産業である機械、自動車関連部品の製造業がグローバル経済の波に乗っているのに対し、福井県の代表的な地場産業であるメガネ産業や繊維産業がグローバル経済の波に乗れていないことである。

 対策としては、供給過剰構造となっている建設業の再編と,本県経済の知識経済への転換を訴えた。いずれも、容易ではなく、また、一朝一夕にできることではないが、避けて通れない問題である。

 西川知事や担当部局長から、いきなり明快な答弁が出てくることは期待していないが、県庁の政策担当者に同じような問題意識を持ってもらえれば幸いである。