最後の登庁

 福井県議会の原子力特別委員会に出席する。恐らく、福井県議会への登庁は最後になるであろう。特別委員会に出席した後、控室の後片付けをする。

 県会議員としては、16日の告示日に立候補届けをすると同時に、自動失職することになる。出馬表明と同時に辞表提出という選択肢もあったわけだが、なぜ、こういう形を選んだかというと、2つの理由がある。

 まず、福井市選出の県会議員としてぎりぎりまで職責をまっとうしたかったということである。越前市長選挙や鯖江市長選挙に出るのならともかく、福井市長選挙であるので、ぎりぎりまで県会議員として福井市に尽くすということでご理解いただきたい。

 次に、県庁による選挙介入を牽制するためである。これまで4回、選挙を戦ってきて、県庁による選挙介入は目に余るものがあった。特に、前回の福井市長選挙における県庁の選挙介入は常軌を逸脱していた。今回は、まだ、それほどひどい動きは見られないが、僕が県会議員を辞めれば、またすぐに露骨な選挙介入をしてくるだろう。県庁職員の良識は信じているが、県庁職員に対して命令する立場にある人物の良識は信じていない。自分自身と福井市民を守るためには止むを得ないので、ご理解いただきたい。

 ちなみに、今回の選挙で、この掲示板、そして、他の掲示板で僕の誹謗中傷を行っているのは、ほとんど、ある準公共機関の職員であると聞いている。対立候補の事務所でも、当然のような顔をして陣取っているそうだ。こうした非常識こそが福井を衰退させるのである。