ユーチューブ

グーグルがユーチューブを買収したという記事を読んで、遅ればせながら初めてユーチューブなるサイトが存在することを知った。遅ればせながらというのは、1日の閲覧回数が1億回を越し、日本ですでに730万人のユーザーがいるからである。

僕と同じように遅ればせながらの人のためにちょっと解説すると、ユーチューブというのは、米国カリフォルニアのユーチューブ社が運営する動画ポータルサイトで、ユーザーがアップロードした動画がFlash Video形式(.flv)に変換され、公開される。

アップロード時に著作権者に無断で動画をアップロードしないよう警告されるが、実際には世界中のありとあらゆるテレビ番組やコマーシャル、ミュージッククリップ等がアップロードされ非限定で公開されており、無法地帯と化しているとの見方もあるそうだ(以上、「はてなダイアリー」より)。

1日に何と6万5000本ものありとあらゆるビデオが投稿されるというから驚きである。まさしく、総表現社会とはこのことだ。世界中のありとあらゆる人があらゆる形で自分を表現したがっていて、また、それを読みたい、また、観たいという人が世界中にいる世の中になったのだ。

言い換えれば、いまの世の中で、最も価値が高いとされるのは、モノやサービスよりも人の関心(attention)を得ることで、その人間の根源的要求をビジネスにすることに成功したのがユーチューブであり、世界中の情報を無料で入手できることをビジネスにすることに成功したグーグルと提携したことが画期的な出来事なのであろう。