長崎市長選挙

統一地方選挙の後半戦が終わった。あわら市長選挙では高校時代の同級生の橋本達也さんが大激戦を制して、見事、当選した。嬉しい限りである。福井市議会議員選挙では、応援している多くの方が当選してほっとする反面、親しい人で落選する人もいて心を痛めている。

長崎市長選挙で元市統計課長の田上さんが当選したのは、やっぱりなという感じである。田上さんが当選したというよりも、前市長の女婿の横尾誠さんが落選したという方が当っているだろう。

とにかく、横尾さんの立候補記者会見がひどかった。「あれっ、あの人、なんで笑ってるの。よっぽど、嬉しいんだね。でも、ちょっと不謹慎じゃないの」と全国の人が思ったはずだ。たまたま、僕はあの記者会見のニュースを居酒屋で見ていて、お客さんのほとんどが「あれで当選したら、長崎市民の見識を疑うよ」と言っていた。

前回も書いたことだが、視聴者は一瞬の表情からその人が何を考えているかを見破ってしまう。政治家は名優であるよりも、求道者でなければ務まらない。