県議会の実態

当選して2ヶ月近く経つというのに、まだ県議会が始まらない。定例の6月議会は6月22日からようやく始まる。この日記を読まれている方のほとんどが、「えーっ!」と驚かれることと思うが、県議会とはそういうところらしい。

県議会は年4回、2月、6月、9月、12月に開かれる。なかでも、知事選挙と同時に県会議員選挙が行われる年は、選挙が行われた後で本格的な補正予算が作成されるため、6月議会の開催が遅れるそうだ。

言い換えると、県庁の準備ができないと議会を開いても意味がないということである。実際、議会も含めて議員が参加するあらゆる行事は事前に県庁の担当課が周到な準備をする。議員は役人が用意した原稿を読み上げているだけと言っても過言ではない。

先日、参加した公共事業の建設促進協議会では、県庁の担当課長がどんどん議事を進行して、「議長の許可を得ないで勝手に議事を進めて良いのか」と業を煮やした議員から野次が飛んだ。

担当課長は、全部、自作自演なので、つい、議長という役者がいることを忘れてしまったようだ。