最大会派の分裂

2週間余り、ご無沙汰している間に議会で大きな動きがあった。

最大会派である自民党新政会が分裂したのだ。28名のうち、18名が新政会を飛び出し、新たに県会自民党という会派を立ち上げた。真相は藪の中であるが、そもそも、今回、残された新政会10名が当初、分派行動を計画していたところに、不穏な動きを察した主流派が、機先を制して、新しい会派を立ち上げたということらしい。

新しい会派を立ち上げた県会自民党も残された新政会もお互いに相手を誹謗しているので、何が原因で分裂したのかはよく分からない。分かっているのは、最大会派が分裂した結果、単独で過半数を制する会派がなくなったということである。このことが持つ意味は大きい。

現在の勢力図は、県会自民党19名、自民党新政会12名、県民連合6名、公明党1名、緑風会1名(私のことである)、無所属1名というものである。単独では県会自民党自民党新政会も過半数を取れなくなった結果、残りの県民連合、公明党緑風会、無所属とどういう組み合わせで連立を組むかということがにわかに重要になったのである。私にも早速アプローチがあったが、案件ごとに是々非々の立場を貫くという姿勢に変わりがないことをお伝えした。

これからどうなるかはまったく未知数であるが、6月議会がこれまでの議会とは異なることは確かのようである。