6月議会の開幕

先週の22日からようやく6月議会が始まった。すでに新聞報道などでご存知のことと思うが、他会派と共に議員政治倫理条例案を共同提案した。ところが、これに県会自民党が反発、初日の議会運営委員会がもめにもめて、本会議の開催が5時間遅れるという波乱があった。

前回、書いたように、自民党の最大会派が分裂したことで、議会に地殻変動が起きている。最大会派の分裂で第二会派になった自民党新生会が精力的に多数派工作を展開した結果、議員政治倫理条例案をめぐって連立多数派が成立しているという状況である。

条例案をてこに多数派工作に成功した自民党新生会は、共同提案した21名を安定した連立多数派に発展させたいと意気込んでいる一方で、最大会派である県会自民党は突然、少数派に転落して、反転攻勢のきっかけをつかめず戸惑っている。

『一人でも最大野党』の公約を掲げて当選した僕としては、自民党コップの中の嵐に巻き込まれるのはご免だが、これをきっかけに議会が活性化して、政策本位の議論がどんどん行われるようになるのは大歓迎である。

昨日は、県会自民党自民党新生会、県民連合の各派代表による代表質問が行われた。代表質問はこれまで県庁職員が相当、原稿作成を手伝っていたらしいが、今回は、各派とも政策通の議員が複数で作成に当ったようだ。なかでも、自民党新生会の代表質問は、議員自らの言葉で語っているのがよく分かり、粗削りではあるが本音が語られており、新鮮であった。

明日からは、各議員による一般質問が始まる。ちなみに、僕は29日の午後1時40分から約40分行う。傍聴も可能である。前の議員が早く終わると前倒しで早く行われるので、傍聴を希望される方は、午後1時20分までに議場に入ってください。