お盆

真夏日が続く炎天下、例年通り、お墓参りをしたり、のんびりとお盆を過ごしている。

昨日は12年ぶりに開かれた日野中学校の同窓会に参加した。卒業から38年、卒業生100人のうち43人が参加した。ほとんどが当時の面影を残しているが、中には、別人のように変わってしまった級友もいる。「お久しぶり」と声をかけると、「選挙の時に応援に行ったわよ」と何人もに言われて、恐縮と赤面の至りであった。

それ以外は、鯖江の実家で畳の上に寝転がって、いろんな本をつまみ読みしている。
亡くなった父の書斎から波多野精一全集を取り出して、ぽつりぽつり読み出す。
意外に面白い。
著者24才のときの作品で、名著の誉高い「西洋哲学史」は簡潔にして的を得ており、バートランド・ラッセルの「西洋哲学史」よりも分かりやすい。
こうした過去の哲学を換骨奪胎したうえで、宗教について書き下ろしたのが、「宗教哲学」や「時と永遠」である。
とても魅力的な作品だが、寝転んで読むには難解すぎる。お盆休み中にとても読み終えそうにない。