呆れた談合選挙

 福井市長選挙が12月16日告示、12月23日の日程で行われることになった。
 告示まで後1ヶ月余りというのに、現在のところ、出馬の意思を表示しているのは東村副市長ただ一人である。真っ先に手を挙げた村尾企業管理者は先週末に降りてしまった。真相は不明だが、降りたというよりも、降ろされたのだとも言われている。
 これを談合選挙と呼ばずして何と呼ぼう。市民不在で、権力者たちが談合して自分たちに都合の良い市長を選ぼうとしているのである。いつものことながら、本県の権力者たちの厚顔無恥さには呆れるばかりだ。県会議員選挙でも糾弾したが、こうしたボス支配こそが福井県の衰退を招いている。ボスの顔色を伺わなければ、働くこともできなければ、選挙もできない息苦しいところには、都会に出かけた子供たちは戻ってこない。